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第53話は、ジュニを突き放すイニョンの言葉と、階段でユランが取った行動に、気持ちが落ち着かなくなる回です。
第53話のあらすじ
プロジェクトの受注に成功したというドンビンからの連絡が、カン・ベクサン(ドンビンとジュニの父)に入る。ユランと食事に向かっていたベクサンは、途中でイニョンに会い、一緒に行こうと誘う。こうしてイニョンも、二人と食事に出かけることになる。
会社の人たちの目を避け、階段を使って下りていくベクサンたち。ところが、その途中でベクサンが足を踏み外し、転びそうになってしまう。イニョンはベクサンの様子を確かめるが、そこでユランがイニョンの背中を押す。
押されたイニョンは、そのまま階段を転げ落ちてしまった。ベクサンを気遣っていたところに、背後から手を出したユラン。食事に誘われて一緒に移動していただけなのに、こんなことになるなんて、あまりにも怖い。
この出来事の背景には、イニョンの偽の妊娠をめぐる問題があった。ヨ・ヒャンミ(ドンビンとジュニの母)から、産婦人科へ一緒に行こうという話が出ていたのだ。妊娠しているという嘘を抱えるイニョンにとって、病院への同行は困る話だった。
ユランもその嘘を知っていて、イニョンには、偽の妊娠が知られない方法を見つける必要があると伝えていた。そんな話があったなかで起きた、階段での転落。妊娠の嘘とユランの行動が、どうしても気になってしまうところだ。
この日、ジュニはイニョンに、ドンビンがすべてを知ったらどうするつもりなのかと尋ねていた。イニョンと自分のことを、ドンビンが知らないままでいる。その状態が続いていることに、ジュニは向き合おうとしていた。
イニョンの答えは、ドンビンが望むとおりにするというもの。すべてを知られた場合でも、ドンビンの意向に従うつもりだと伝える。ジュニに問われても、イニョンが答えの中心に置くのはドンビンだった。
ジュニは、イニョンのせいでドンビンも自分も苦しむことになると告げる。そして、これまで二人を欺いてきたイニョンの身勝手さを責めた。イニョンに向けられる言葉には、自分だけでなく、ドンビンも傷つくことへの非難が含まれている。
それでもジュニは、自分を遠ざけようとするイニョンに、一緒に去ろうと提案する。嘘を責めるだけでは終わらず、イニョンと共にいる道を求めたジュニ。しかし、イニョンはその誘いを受け入れなかった。
イニョンが望んでいると答えたのは、今のようにドンビンのそばで暮らすことだった。一緒に去ろうとするジュニと、ドンビンの隣に残ると告げるイニョン。二人の望みは、ここでも重ならない。
さらにイニョンは、「いっそ最初から気づいてくれればよかった。目の前にいても気づかなかったくせに」と、ジュニを責める。そばにいながら自分だと分かってくれなかったことへの恨みを、本人にぶつけたのだ。
そして、「私たちは絶望で、悪縁です。絶対に結ばれないし、始まる前に終わった関係です」と告げ、自分を忘れるように求める。一緒に去ろうという言葉に対して、イニョンが返したのは、二人の関係には先がないという拒絶だった。
一方、ユランは、外泊したジュニの着替えを持って事務所を訪れる。家族が心配していたことを伝え、前もって連絡をしなかったジュニの無頓着さを責めた。家族の心配を知らせに来たユランだったが、ジュニの対応は冷たい。
ジュニはユランに、その場を離れるように言う。着替えを届けても、心配していたと伝えても、ユランは冷たく扱われてしまう。イニョンには一緒に去ろうと提案していたジュニだけに、ユランとの間にある距離も感じられる。
ユランはドンビンに、ジュニが以前よりも神経質になっているようだと話す。そして、事故について何かを知ったのではないかと疑う。ジュニの変化が気になるユランは、その理由を事故と結び付けて考えていた。
ところがドンビンは、その疑いに応じるよりも、ユラン自身に何か落ち度がなかったのかと問い返す。さらに、余計なことは考えず、ベクサンと会社のチャン課長の一挙一動をよく見て報告するよう命じた。ユランが持ち出したジュニの話は、二人の動きを見張る指示へと変わっていく。
階段での出来事に先立ち、イニョンには友人のコン・ダミから電話がかかってきていた。この日はイニョンの誕生日。ダミは、離れて一人でいるイニョンに、お祝いの気持ちを伝える。
ダミが気にしていたのは、前日にイニョンと一緒に店を訪れたジュニのことでもあった。ジュニが楊平の別荘にいた男性なのかと尋ね、二人の雰囲気がよくなかったことを心配する。そんな会話の途中で、ベクサンとユランが近づいてきた。イニョンは急いで電話を切り、ダミとのやり取りを終えるのだった。
クルミットの感想
今回は、ユランがイニョンの背中を押したことに言葉が出ませんでした。ベクサンが転びそうになって、その様子を確かめているところだったんですよね。人を気遣っている最中に、背後から押されるなんて怖すぎます。妊娠の嘘が気になる場面でも、まずイニョンの体が心配になりました。
しかも、この日はイニョンの誕生日。ダミが電話で祝ってくれて、ジュニとの様子まで気にかけてくれたことが救いに感じます。その会話も急いで切らなければならなかったと思うと、友人と話す時間くらい、ゆっくり持たせてあげたかったです。
ジュニとのやり取りも苦しかったですね。一緒に去ろうという誘いを断るだけでなく、自分を見分けてくれなかったことまで責めるイニョン。ドンビンのそばにいたいという言葉と、ジュニに気づいてほしかったという言葉が並ぶと、その気持ちを簡単には割り切れません。
ドンビンがユランに、ベクサンとチャン課長を見張るよう命じたことも引っかかります。ジュニの変化を相談されても、気にするのは二人の動き。家族や身近な人を探り合うなかで起きたイニョンの転落が、どこにつながるのか気になります。
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