ご訪問くださりありがとうございます!クルミットです♪
今回ご紹介するのは、韓国SBSで放送されたファンタジー時代劇「シンイ-信義-」。
現代の外科医が数百年前の高麗時代に連れて行かれ、王を守る武士と出会うという、運命を変えるような出会いから始まる物語です。
無骨で感情をあまり表に出さない護衛部隊の隊長チェ・ヨンと、突然時代を越えてしまった医師のユ・ウンス。生きる世界も性格も全く違う二人が、王を支えながら次第に互いを意識し始める様子には、じれったいけれど目が離せません。
時代劇は少し重そうだと感じる方も、ファンタジー要素が強いので意外とすんなり入り込めるはずです。
この記事では、私が実際に視聴して感じた温かさや切なさを交えつつ、「シンイ-信義-」の全話あらすじとネタバレ、見どころを余すところなく紹介します。
ぜひ、時空を超えた二人の約束を一緒に見届けましょう♪
もくじ
シンイ-信義- あらすじ
高麗時代、王の護衛部隊隊長であるチェ・ヨンは、王妃が襲われ瀕死の重傷を負ったという絶望的な状況に直面する。王命により、彼は神医と呼ばれる伝説の医者を求めて天の穴へと足を踏み入れた。そこでチェ・ヨンが連れ帰ったのは、なんと現代のソウルで整形外科医として働くユ・ウンスだった。訳も分からず高麗という時代に引きずり込まれたウンスと、武士としての矜持を貫くチェ・ヨン。全く違う世界で生きてきた二人が、命をかけた任務を通じて互いの存在に運命を感じていくことになる。国の情勢が揺れ動く中で、彼らがどのような道を選ぶのか、壮大な歴史ファンタジーが幕を開ける。
見どころ
イ・ミンホ演じるチェ・ヨンがとにかく渋くてカッコいい。口数が少なくて無愛想なんだけど、戦う時のあの目つきには思わずドキッとする。現代から来たウンスが、最初はパニックになりながらも次第に医者としての腕を発揮していく過程が面白い。特に戦場で命を救おうと奮闘するウンスの姿に、少しずつ氷のようなチェ・ヨンの心が溶けていく描写はたまらない。
二人の距離感が絶妙なんだよね。言葉も文化も違うのに、チェ・ヨンがウンスを守るために影のように寄り添う姿にはグッとくる。ウンスが現代の知識を使って一生懸命に対応しようとする姿も応援したくなるし、二人が喧嘩しながらも信頼を深めていく様子にニヤニヤが止まらない。高麗時代の冷たい空気の中で、彼らの間にだけ温かい時間が流れる瞬間が本当に愛おしい。
時代劇特有のドロドロした権力争いもしっかり描かれている。裏切りや陰謀が渦巻く宮廷の中で、チェ・ヨンが不器用ながらも王への忠誠心と、自分自身の生き方の間で揺れる姿は見ていて苦しくなる。歴史ものだから重い場面も多いけれど、その分二人の絆が際立つ。何度も見返したくなるくらい、この作品の世界観にどっぷり浸かってしまう。
「シンイ-信義- 各話あらすじ」はこちらから
ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話
第12話
第13話
第14話
第15話
第16話
第17話
第18話
第19話
第20話
第21話
第22話
第23話
第24話
キャスト・登場人物
「シンイ-信義-」のキャスト&主な登場人物一覧です。
チェ・ヨン(演:イ・ミンホ)
「高麗の荒々しい風を守る、孤独な王の盾」
高麗の王を警護する部隊の隊長で、世の中への未練を捨てて淡々と生きている武士です。王命で訪れた現代で出会った女医を無理やり高麗へ連れて行くという大胆な行動に出ますが、彼女との出会いが氷のように冷え切っていた彼の心を少しずつ溶かしていきます。不器用だけど真っ直ぐな姿に、どうしても応援したくなるんですよね。
常に冷静でポーカーフェイスな彼が、ウンスに対してだけ見せる少し困ったような表情や、ふとした優しさに胸が締め付けられます。
ユ・ウンス(演:キム・ヒソン)
「現代から迷い込んだ、お調子者だけど芯の強い神医」
ソウルで働く美容整形外科医で、ひょんなことから高麗時代に連れてこられてしまった現代の女性です。最初は命の危機に直面して泣いてばかりですが、持ち前の明るさと医者としてのプライドで困難を乗り越えていく姿には元気づけられます。チェ・ヨンとの恋模様は、見ていて本当にもどかしくて。
最初は戸惑うばかりの彼女が、歴史の渦中で高麗の人々を救うために覚悟を決めていく成長ぶりが見どころです。
コンミン王(演:リュ・ドックァン)
「悩み多き高麗の若き王、真の指導者への道」
元から帰国し、高麗の真の王として自立しようと奮闘する若き王様です。自信がなく臆病な面もありますが、チェ・ヨンという頼もしい側近に出会い、少しずつ王としての威厳を備えていく姿が丁寧に描かれています。彼が成長する姿を見守るのが、このドラマの醍醐味の一つです。
王としての責任と重圧に押しつぶされそうになりながらも、決して折れない彼の真っ直ぐな瞳がとても印象的です。
キ・チョル(演:ユ・オソン)
「全てを支配しようとする、底知れない野心の権化」
高麗の朝廷を影で操る、とにかく卑劣で執念深い悪役です。権力を手に入れるためなら手段を選ばない姿に、毎回見ていてイラッとしてしまいますが、彼がいないと物語が締まらないのも事実なんですよね。ウンスを自分のものにしようとする執着心には、正直ゾッとさせられます。
冷徹で何を考えているのか分からない、あの底冷えするような不気味な微笑みは、まさに悪役として完璧です。
チョン・ユン(演:イ・フィリップ)
「静かに王室を守る、心優しき名医」
高麗宮廷の医員で、ウンスの良き理解者となり彼女を支え続ける穏やかな男性です。寡黙ながらも的確な助言で皆を助け、彼の存在に何度も救われました。感情をあまり表に出しませんが、その献身的な姿勢にじわっとくるものがあります。
ウンスが現代から来たという秘密を知っても動じず、ただ静かに彼女の傍らで守り続ける控えめな優しさが素敵です。
チョ・イルシン(演:ソンフン)
「王の側近を装う、影の思惑を秘めた男」
コンミン王の家臣の一人ですが、その本心が見え隠れして最後まで信頼していいのか迷うキャラクターです。言葉巧みに立ち回る姿は見ていてどこか危うくて、彼が登場するシーンはつい緊張してしまいます。私の心の中では、最後まで目が離せない要注意人物です。
常に計算高く振る舞い、王やチェ・ヨンたちの隙をうかがうような鋭い眼差しに注目です。
ノグク王女(演:パク・セヨン)
「遠き国から嫁いだ、悲しみと愛を秘めた王妃」
コンミン王の妃で、元からやってきたプライドの高い王女です。最初は夫であるコンミン王に対して冷淡ですが、共に過酷な状況を乗り越える中で次第に二人の間に絆が生まれていく様子には、じわっと胸が熱くなります。彼女の気高い美しさは本当に魅力的です。
王の前で見せる冷たい仮面が、少しずつ剥がれていく過程での、繊細で奥ゆかしい愛情表現がとても良いです。
相関図
「シンイ-信義- 相関図」登場人物 早見表
チェ・ヨン(イ・ミンホ):高麗の王を護衛する武勇隊(ウダルチ)の隊長。寡黙で不器用な武士。王命でウンスを現代から連れてくる。
ユ・ウンス(キム・ヒソン):現代ソウルで働く整形外科医。チェ・ヨンに連れられ高麗時代に迷い込む。明るく前向きな性格で王妃を救う。
コンミン王 (恭愍王)(リュ・ドックァン):元から帰国した若き高麗王。優しく繊細だが、真の王として自立しようと奮闘する。
ノグク王女(パク・セヨン):コンミン王の妃。元の王女として誇り高く、王を深く愛し支える。物語冒頭で命を落としかける。
キ・チョル (奇轍)(ユ・オソン):元の力を背景に高麗の朝廷を裏で操る最大の悪役。妹が元の皇后という権勢を持ち、王座を狙う。
チョン・ユン(イ・フィリップ):高麗宮廷の医員。穏やかで誠実、ウンスの良き理解者となり彼女の現代医療を支え続ける。
チョ・イルシン (趙日新)(ソンフン):コンミン王の側近の家臣。表は忠臣だが、本心は読めず信頼していいか迷うキャラクター。
「シンイ-信義- 相関図」人物相関・関係性まとめ
恋愛関係
- チェ・ヨン ⇔ ユ・ウンス
時空を超えた愛
家族関係
- コンミン王 (恭愍王) ⇔ ノグク王女
夫婦・深い絆 - チョ・イルシン (趙日新) → コンミン王 (恭愍王)
家臣(揺れる忠誠)
敵対関係
- キ・チョル (奇轍) ⇔ コンミン王 (恭愍王)
王座を狙う敵対 - キ・チョル (奇轍) ⇔ チェ・ヨン
宿敵 - キ・チョル (奇轍) → ユ・ウンス
利用を企む
共犯関係
- チェ・ヨン → コンミン王 (恭愍王)
護衛・忠誠 - チョン・ユン → ユ・ウンス
理解者・支え - キ・チョル (奇轍) → チョ・イルシン (趙日新)
暗躍で接触
チェ・ヨンはコンミン王を護衛する忠臣であり、現代から連れてきたユ・ウンスを護衛しつつ心を通わせていく関係です。コンミン王とノグク王女は、最初は心の距離がありますが、共に困難を乗り越えて信頼を深めていきます。キ・チョルはコンミン王とチェ・ヨンたちの前に立ちはだかる最大の敵であり、ユ・ウンスの持つ技術に強い執着を見せます。チョン・ユンはウンスの良き相談相手として、チョ・イルシンは王の周囲で不穏な動きを見せる存在として物語に関わっていきます。
評価・レビュー
韓国ドラマ『シンイ-信義-』の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪
ネタバレを表示する
『シンイ-信義-』を観終わってまず残ったのは、“無骨で寡黙なチェ・ヨン”の説得力でした。イ・ミンホさんはこれまで爽やかなイケメン路線で勝負してきた俳優ですが、本作の彼は口数が極端に少なく、感情を内に秘めた古武士。これだけ役柄のイメージを反転させて、しかも視聴者に違和感を持たせない演技ができるのは、本当に底力がある証拠だと思いました。
特に終盤、ウンスを現代に帰すか、自分の側に留めるかで揺れるチェ・ヨンの表情には何度泣かされたかわかりません。口数が少ないからこそ、目線一つでの感情表現がここまで豊かになるんですね。
ヒロインのウンスもとても魅力的でした。最初はわがままで自己中心的に見える美容整形外科医が、高麗で人々の命を救う中で“医師としての本来の使命”を取り戻していく過程は、見ていて応援したくなります。キム・ヒソンさんが6年ぶりのドラマ復帰作で、これだけの役を演じきった底力に脱帽です。
そして本作の隠れた主人公が、リュ・ドックァンさん演じるコンミン王。初めは臆病で頼りなかった若き王が、チェ・ヨンとウンスを通じて少しずつ”真の指導者”へと成長していく姿には、史実ファンの方なら胸が震えるはず。実際のコンミン王(恭愍王)も、高麗末期に反元自主政策で名を残した名君ですから、その人物造形がドラマで丁寧に描かれているのが本当に嬉しかったです。
悪役キ・チョルを演じたユ・オソンさんの存在感も忘れられません。底冷えするような微笑みとウンスへの執着が、見ていて何度もゾッとさせられました。彼の悪役としての完成度が、主人公チェ・ヨンの正義をより輝かせていたと思います。
製作費100億ウォンの大作ながら、放送時の韓国国内では視聴率10%前後で苦戦したのは事実。でも海外でのファンダムが熱く、日本でもアジア圏でも今なお語り継がれる名作になっています。”国内では惜しまれた、でも海を越えて愛された”という独特のポジションが、本作の魅力の本質なのかもしれません。
タイムスリップ・歴史ファンタジー・宮廷スリラー・切ないロマンスをひとつの器に詰め込んだ意欲作。観終わった後の“二人の約束はどう果たされたのか…”という余韻がいつまでも残る、何度でも観返したくなる一本です。
撮影秘話とトリビア
「シンイ-信義-」の世界をもっと深く楽しめる!知れば知るほど面白い、ドラマのトリビアや撮影裏話をご紹介します。
本編では見られないキャストたちの素顔や、制作の裏側に迫るエピソードを集めました♪
舞台は歴史が息づく名所
ドラマの主要な撮影地として使われたのは、慶尚北道聞慶市にある「聞慶새재(ムンギョンセジェ)オープンセット場」です。この場所は古くから多くの有名時代劇が撮影されてきたことで知られる、まさに時代劇の聖地!開城の景色と山勢が似ていることから選ばれ、ドラマの雰囲気作りに大きく貢献したんですって。
製作費100億の超大作
本作は、総製作費100億ウォンが投入された超大型プロジェクトとして制作発表時から大きな注目を集めていました。しかし、撮影が進むにつれ制作費の不足という厳しい現実に直面し、制作環境が大きく揺らいだ過去があります。当時、主演キャストやスタッフの出演料未払い問題が大きな社会問題に発展したことも、今となっては忘れられない歴史の一部です。
波乱の道のりと視聴率
2012年8月13日に第1話が視聴率9.4%(AGBニールセン調べ)でスタートし、第6話で最高視聴率12.2%を記録しました。その後は一桁台の数字に留まることもありましたが、最後まで粘り強く放送を続け、最終第24話は10.1%という数字で締めくくられました。期待の大きさゆえに数字面での苦戦が際立ちましたが、多くのファンの記憶には強く残る作品となりました。
豪華アーティストが彩るOST
ドラマを盛り上げたOSTには、実力派アーティストが多数参加しています!特に、アリ(ALi)の「Carry On」、シン・ヨンジェの「歩みが遅くて」、チャン・ヘジン&MCスナイパーの「悪い人」などが名曲として愛されました。他にもユンナの「涙がひと粒」や、主演のイ・ミンホと共演したソンフンが歌う「あなたを見ます」など、心に響くバラードが満載なんです!
キャスティングの波乱
実はこのドラマ、企画段階から主人公が何度も入れ替わるという異例の経緯をたどりました。当初はイ・ジュンギが候補でしたが軍入隊により下車し、その後も強打(カン・ジファン)など複数の俳優が候補に挙がるなど、制作が数年単位で延期されたんです。最終的にイ・ミンホが「チェ・ヨン」役を射止めたことで、ようやく撮影が本格的にスタートできたんですよ!
女優としての挑戦と受賞
6年ぶりのドラマ復帰を果たしたキム・ヒソンは、本作で「第20回 大韓民国文化芸能大賞」のドラマ部門女子最優秀賞を受賞しました。長いブランクを乗り越えて新たなキャラクターに挑戦した彼女の情熱が、しっかりと認められた結果といえます。同時に、当時の共演者だったソン・ジュンギと共に賞を手にし、大女優としての底力を見せつけました。
史実のコンミン王と魯国大長公主 — ドラマの裏側にある700年続く愛の物語
『シンイ-信義-』、実は韓国の歴史ファンの間では”史実愛のドラマ”としても評価されているんです。ドラマで描かれたコンミン王とノグク王女の関係、これが実際の歴史でも韓国史上屈指の純愛で記録されていることをご存知でしたか?♪
政略結婚から始まった、伝説の純愛
本作の若き王・コンミン王(恭愍王/공민왕)と王妃・ノグク王女(魯国大長公主/노국대장공주)。実は2人の関係は正真正銘の史実で、史料に記された“高麗末期最大のラブストーリー”として知られています。
史実によると、12歳でコンミン王(当時は江陵大君)は元(モンゴル帝国の中国王朝)に人質として連れ去られ、長い元での暮らしの中で出会ったのが元皇族の魯国大長公主でした。出会いは政略結婚として始まったものの、2人は時代の枠を超えて深く愛し合うようになったのだそうです♪
魯国大長公主が支えた”反元自主”の挑戦
ここがすごいんです。ノグク王女は元皇族の身でありながら、夫・コンミン王が掲げた”反元自主政策”を全力で支援したのだとか。本来なら自分の祖国に対する反逆とも言える政策に、彼女は迷うことなく夫を支えました。
本作で描かれた「最初は冷淡な王妃が、夫と共に困難を乗り越えて絆を深めていく」あの展開、実は史実そのままなんですね。劇中で2人がお互いの背中を押し合うシーンがありますが、現実の2人もまさにそうやって時代を生き抜いていったんです♪
“魯国の死”がコンミン王を狂わせた史実
そして史実最大の悲劇は…ノグク王女が1365年に出産時に若くして亡くなってしまうこと。失意のコンミン王は政務を放棄し、王妃の肖像画の前で泣き続けたと史書に記されているそうです。
ドラマの放送当時、韓国の歴史ファンが「シンイの後日譚として、史実の悲劇まで描いてほしかった」と惜しんだのも納得です。ドラマで描かれた2人の希望に満ちた絆を観た後だからこそ、史実の悲劇が一段と切なく感じられる…そんな深みがあります♪
“700年続く愛”として今も語り継がれている
韓国では今も、コンミン王と魯国大長公主の愛物語は“700年続く愛”として様々な書籍や歴史番組で語り継がれています。本作はその伝説を、現代視聴者に新鮮な形で届けた重要な作品。観終わったあと、ぜひ”史実のコンミン王・魯国大長公主”でも調べてみてください。ドラマの感動が一段深まりますよ♪
キム・ヒソン”6年ぶりドラマ復帰”の真実 — 結婚・出産・経歴中断の挑戦
本作のヒロイン、ユ・ウンス役のキム・ヒソンさん。“国民の妖精”とも呼ばれた1990年代を代表するトップ女優が、本作で6年ぶりのドラマ復帰を果たしました。この復帰、当時の韓国芸能界にとって本当に大きな出来事だったんですよ♪
2007年の結婚と出産で訪れた長い空白期
キム・ヒソンさんは1990年代末から2000年代前半にかけて“アジアのスーパースター”として君臨。ドラマ『プレジデント』『時計じかけのオレンジ』『君は花、薔薇のように…』、CMで圧倒的な存在感を見せていました。
しかし2007年に実業家と結婚し、その後出産・育児のため演技活動から離れることに。ドラマ復帰までの空白期は約6年に及びました。
復帰後のインタビューで語った”葛藤”
キム・ヒソンさんは後年のインタビューで、あの6年間の本音を率直に語っていたそうです。
「他の女優さんが演じている良い役を観るたびに、虚しい気持ちになった。”あの役、私が結婚してなかったら私のものだったかもしれない”と思って、夫を恨んでしまった瞬間さえあったんです」
これ、女優としてだけでなく“出産・育児で経歴が中断する女性”のリアルな葛藤を率直に語った言葉として、当時の韓国社会で大きな共感を呼びました♪
第20回大韓民国文化芸能大賞・女子最優秀賞を受賞
そして本作で見事復帰を果たした彼女は、第20回大韓民国文化芸能大賞・ドラマ部門女子最優秀賞を受賞。長い空白期を乗り越え、新しい役柄に挑戦した情熱が認められた、まさに“再出発の象徴”となる栄誉だったんです。
劇中のウンスが現代から高麗に飛ばされ、最初は戸惑いながらも自分の役割を見つけていく姿は、キム・ヒソンさん自身の”6年ぶりに女優の世界に戻った戸惑いと挑戦”と重ねて見ると、また一段違って見えてきますよね♪
“妖精から大人の女性へ”
本作のキム・ヒソンさんは、20代の頃の”妖精のような美しさ”とは違う、“人生の重みを知った大人の女性の輝き”を醸し出しています。これは6年の空白を経たからこそ生まれた魅力なんでしょうね。彼女のキャリアの第二章を始めた記念碑的な作品、それが本作なんです♪
イ・ミンホ”花より男子”以来の大ブレイク中の時代劇初挑戦
主演のイ・ミンホさんにとっても、本作は俳優キャリアの大きな転機になりました。『花より男子』(2009)『シティーハンター』(2011)で爽やかなイケメン枠の頂点に立った彼が、なぜわざわざ無骨な高麗武士を演じたのか…その背景を知ると、彼の演技がまた違って見えてきますよ♪
“花男のジュンピョ”のイメージを脱ぎ捨てる挑戦
2009年KBS『花より男子』のク・ジュンピョ役で爆発的な人気を得たイ・ミンホさんは、その後『個人の趣向』(2010)『シティーハンター』(2011)と現代劇でブレイクを重ねていきました。
ところが本作では一転、“口数が極端に少なく、笑顔も滅多に見せない、無骨な古武士”という役柄。これは当時のイ・ミンホファンを驚愕させるほどの方向転換だったんです。
「アイドル系イケメン」から「演技派俳優」への脱皮
本作のイ・ミンホは、剣戟アクションでは無敵の武士の風格、ウンスとの感情シーンでは言葉ではなく目線で語る繊細さを見せました。これによって彼は「アイドル系イケメン俳優」から「重みのある演技派俳優」への脱皮を果たしたんです。
本作以降、イ・ミンホさんは『相続者たち』(2013)『ピノキオ』(2014)『青い海の伝説』(2016)『ザ・キング:永遠の君主』(2020)と話題作を連発し、アジア最高峰のスターへと駆け上がっていきます。本作はその”演技俳優への転機”だった作品なんですね♪
“剣を握ったイ・ミンホ”の希少価値
そして時代劇出演自体が、彼のキャリアの中で“非常に貴重な経験”。爽やかなイケメンが韓服を着て剣を振るう姿は、本作くらいでしか観られないんです。
“剣を握ったイ・ミンホ”を観たい韓ドラファンは、絶対に本作を選ぶことになるでしょう。クルミット個人としても、彼の作品の中でこの渋さは唯一無二だと思っています♪
2012年は”タイムスリップ史劇大豊作の年” — 同期作品との比較で見える本作の位置づけ
本作が放送された2012年、実は韓国ドラマ史において“タイムスリップ史劇の当たり年”として記憶されているんですよ♪ 同年に他にも傑作タイムスリップ史劇が複数放送されて、視聴者は本当に幸せでした。
2012年タイムスリップ・歴史ファンタジードラマ三大潮流
- 『太陽を抱く月』(MBC, 2012年1月〜3月) — キム・スヒョン×ハン・ガイン主演。架空の朝鮮王朝を舞台にした”運命の女巫女”との純愛物語。最高視聴率42.2%の社会現象
- 『仁顕王后の男』(tvN, 2012年4月〜6月) — チ・ヒョヌ×ユ・インナ主演。タイムスリップする朝鮮の儒学者と現代の女優の純愛コメディ
- 『シンイ-信義-』(SBS, 2012年8月〜10月) — 本作。高麗時代の武士と現代の医師の運命の出会い
3作とも”現代⇔過去のタイムスリップ”を軸にしながら、それぞれ全く違うトーンで成功を収めました。視聴者にとっては“観たいテイストを選べる夢のような年”だったわけです♪
“恋愛コメディ寄り”のtvN作品との対比
『仁顕王后の男』が軽妙なロマンチックコメディとして大ヒットしたのに対し、本作は重厚な政治劇+古武士の渋さ+切ないロマンスという路線。同じタイムスリップでも“観終わったあとに残る余韻の質”がまったく違います♪
“明るく笑える韓ドラが好き” → 『仁顕王后の男』
“切なくて壮大な歴史絵巻が好き” → 『シンイ-信義-』
“超大型ファンタジー史劇が好き” → 『太陽を抱く月』
こんな住み分けができていたのが2012年の素晴らしさ。本作はこの3作の中で“最も骨太な剣戟&政治アクション”を担っていたんですね♪
後の作品への影響 — タイムスリップ史劇の系譜
本作の系譜は、その後の『ナイン~9回の時間旅行~』(2013)『シグナル』(2016)『ザ・キング:永遠の君主』(2020)『シスターズ』(2022)などへと続いていきます。“時空を超えた愛”という韓ドラの定番モチーフを、本作は剣戟と歴史ファンタジーで磨き上げた重要なマイルストーン作品なんです♪
韓ドラのタイムスリップ作品をもっと観たい方には、本作を観た後に上の作品群もぜひお勧めです。“2012年の傑作群を起点に、時代を超えた韓ドラの系譜を辿る旅”、ぜひ楽しんでみてくださいね♪
基本情報
| タイトル | シンイ-信義-(신의) |
|---|---|
| 英語タイトル | Faith |
| 配信 | U-NEXT、Hulu、Leminoプレミアムなど(※時期により変動あり) |
| 放送年 | 2012年 |
| 話数 | 全24話 |
| ジャンル | ファンタジー時代劇 |
| 演出 | キム・ジョンハク |
| 脚本 | ソン・ジナ |
| 主な出演 |
イ・ミンホ(チェ・ヨン役) キム・ヒソン(ユ・ウンス役) リュ・ドックァン(コンミン王役) ユ・オソン(キ・チョル役) イ・フィリップ(チョン・ユン役) ソンフン(チョ・イルシン役) パク・セヨン(ノグク王女役) |
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