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クルミットです♪
獄中で生まれ、囚人たちに育てられた少女が、やがて朝鮮の運命を変えていく──。「オクニョ 運命の女(ひと)」は、あの「チャングムの誓い」のイ・ビョンフン監督が手がけた本格時代劇です。韓国MBCの創立55周年特別企画ドラマとあって、超一流の制作陣による大型時代劇の誕生となりました。最終回の視聴率は22.6%と期待通りの大成功!
全51話という長編ですが、一度ハマると止まらない中毒性がすごい!
この記事では、オクニョの全話あらすじを感想付きでまとめています。ぜひ参考にしてくださいね♪
もくじ
オクニョ 運命の女とは?作品情報と見どころ
国題:獄中花(옥중화)
韓国放送開始日:2016年4月30日
日本放送:2026年4月3日~ テレビ東京
話数:全51回
脚本:チェ・ワンギュ 代表作「トライアングル」「クアムホジュン」など
演出:イ・ビョンフン 代表作「宮廷女官チャングム」「イサン」「トンイ」など
平均視聴率:19.6%
主題歌:「君を君だけを」他 OST発売中
演出のイ・ビョンフンは名監督として有名です。
オクニョはチャングムやトンイを越えるヒロインかも?
獄中に生まれたオクニョは、悲劇的な境遇にありながらいつも明るい少女…少女時代を演じたチョン・ダビンの可愛い事といったら!
そして、大人になったオクニョ役のチン・セヨンの美しさ!
オクニョは、ただ美しいだけではありません。
天才的な頭脳と朝鮮指折りの剣士直伝の武術で、次々襲ってくる危機を自分の力で乗り越えるたくましさがなんとも魅力的で痛快です。
韓ドラ時代劇お約束の、陰謀、出生の秘密、ロマンスも華麗で壮大。
さらに獄中ならではの出来事や愉快な元囚人たちとのエピソード、そのうえ商団まで率いてしまうオクニョ。
きっと忙しくて寝ていないに違いありません(*^_^*)
3分でわかるオクニョ 全体あらすじ
時は16世紀半ば、朝鮮王朝第13代 明宗(ミョンジョン)王の時代(日本は戦国時代で織田信長が活躍していた頃)。
刺客に追われた妊婦が逃げ込んだのは、なんと監獄──典獄署(チョノクソ)でした。母は出産直後に命を落とし、生まれた赤ん坊は「オクニョ」と名づけられ、囚人たちの手で育てられます。
監獄に咲いた一輪の美しい花…監獄で働く人々はもちろん、囚人までもこの花を愛でずにはいられません。
美しいだけでなく天才的な頭脳を持つオクニョは、囚人たちから様々な知識を吸収し、特に運命の師匠となるパク・テス(チョン・グァンリョル)からは卓越した知識と武術を受け継ぎます。
オクニョを守る三人のイケメン。
幼い頃からオクニョを見守るユン・テウォン(コ・ス)は、町のごろつきから役所の署長にまで出世します。
パク・テスの孫のソン・ジホン(チェ・テジュン)は、オクニョと共に宿敵と戦う事になります。
なぜかオクニョが気になる明宗(ミョンジョン)王(ソ・ハジュン)。彼らとオクニョの運命は?
オクニョの宿敵は、文定(ムンジョン)大妃とその一族ユン・ウォニョンとチョン・ナンジョン。この三人は歴史上でも最悪の人物で、特にチョン・ナンジョンは朝鮮三大悪女の一人とされています。
オクニョは巨大な敵にどう立ち向かって行くのか?
オクニョの出生の秘密は何なのか?
ひとりの少女がやがて王朝を揺るがす存在になる…
息もつかせぬジェットコースター時代劇。
相関図で見る登場人物の関係

【宮廷側】
明宗(ミョンジョン) ── 朝鮮第13代王。母に実権を握られた心優しい王。オクニョの真の味方となる。
【敵対勢力】
文定大妃(ムンジョンテビ) ── 明宗の母。朝廷の実権を握る黒幕。
└ ユン・ウォニョン ── 文定大妃の弟。国一番の権力者。
└ チョン・ナンジョン ── ウォニョンの妻。朝鮮三大悪女の一人。商団も経営する恐ろしい女性。
【オクニョの味方】
オクニョ ── 獄中で生まれ育った少女。出生に重大な秘密がある。
├ ユン・テウォン(恋)── 幼い頃からオクニョを見守る。ごろつきから高官へ。
├ ソン・ジホン(仲間)── 名家の御曹司。オクニョと共に戦う。
├ チョグム(親友)── おバカだけど誰よりオクニョ想い。愛すべきムードメーカー!
└ パク・テス(師匠)── 20年地下牢にいる謎の囚人。オクニョに知識と武芸を授ける。
クルミットのひとこと:チョグムが本当にいい味を出しているんです。おバカなんだけど、オクニョのことを誰よりも想っている。こういうキャラがいるから51話見続けられるんですよね♪
オクニョ キャスト&登場人物紹介
オクニョ役(子供時代)チョン・ダビン
主人公。典獄署(チョノクソ)で生まれ育った少女。
明るく可愛く聡明で監獄のアイドル的存在。
囚人たちから様々な知識を得て成長していく。
オクニョ役 チン・セヨン
主人公。典獄署で生まれ育つ。
母親の死の真相を知ることを胸に、様々な知識と武芸を身につける。
美しく聡明で、強い女性。
彼女に魅かれてたくさんの仲間が協力することになる。
ユン・テウォン役 コ・ス
オクニョを子供時代から支え続ける存在。
ごろつきから高官の地位まで上り詰める。
彼にも人生を賭けた目的がある。
ソン・ジホン役 チェ・テジュン
名家の御曹司で高官の地位にある。
しかし、運命に翻弄され、やがてオクニョと同じ目的を持つ。
オクニョを支える一人。
明宗(ミョンジョン)役 ソ・ハジュン
朝鮮王朝第13代王。
母である文定大妃(ムンジョンテビ)が朝廷の実権を握っていて、力のない王様だったが、オクニョと出会い変わっていく。
文定大妃(ムンジョンテビ)役 キム・ミスク
明宗の母。先々代王、中宗(チュンジョン)の3番目の正室。
先王の謎の死によって息子の明宗が幼くして王位につく。
長年、朝廷の実権を握っている。
ユン・ウォニョン役 チョン・ジュノ
文定大妃の弟。大妃の後ろ盾によって国一番の権力を手にしている。
大妃の企みの実行者。
悪女ナンジョンの夫。
チョン・ナンジョン役 パク・チュミ
朝鮮三大悪女の一人。
ユン・ウォニョンの側室。
商団を経営し莫大な資金を持っている。大妃の片腕ともいえる存在。
ユン・シネ役 キム・スヨン
ユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンの娘。
オクニョと同い年のわがままなお嬢様。一途な一面もある。
チ・チョンドク役 チョン・ウンピョ
典獄署の役人。
オクニョの育ての親。
博打好きのダメ男だったが、オクニョと共に成長していく。
パク・テス役 チョン・グァンリョル
20年、地下牢にいる謎の囚人。
後にオクニョの師となり、様々な知識と武芸を授ける。
コン・ジェミョン役 イ・ヒド
ユン。テウォンの商団の大行首(テヘンス)。
後にテウォンの父親的存在となる。
かわいすぎた子役 チョン・ダビン
オクニョでは、少女時代から大人の女性へキャストが変更されていますよね。
4話でのシーン、ピンク色の花が咲き誇る山で少女時代のオクニョが手で顔覆って
ふっと顔をあげると…
「おおお!一瞬でいきなり大人になってる~!!!」
5年の歳月が経っていたという場面がありました。
一面ピンクだった花も、オレンジや黄色に色が変わり、大人のオクニョへ。
大人になったオクニョもお母さんの形見である、
ヒスイの指輪を握りしめて…、美しく印象に残る場面でした。
かわいい少女役だったのでこのまま大人になるまで
演じてほしい!という声もあったそうですが、
目鼻立ちがくっきりしていて、骨格なども似ている感じがして
少女時代と大人のオクニョがリンクしているようにも思えました。
二人が並んだ写真を見ると、まるで美人姉妹のような美しさ♪
このオクニョの少女時代を演じていたのは、チョン・ダビンさん。
この「オクニョ」で、2016年MBC演技大賞の子役賞受賞。
チョン・ダビンさんはどんな方なのか少し調べてみました。
チョン・ダビンさんは、2000年4月25日生まれの韓国の女優。
オクニョが韓国で放送されていたのが、2016年4月からだったので、
当時17歳くらいでまさに少女役を演じていたんですね。
チョン・ダビンさんは2003年にCMデデビュー。
サーティーワンアイスクリームのCM
モデルだったんですね♪お目目がくりくりで、天使の装いをしてかわいいこと!
「アイスクリーム少女」として韓国では有名になっていたそう。
ドラマ「スターの恋人」「おバカちゃん注意報」「総理と私」「純情に惚れる」などなど
様々なドラマで少女役や、子役として出演しし、小さな頃から大活躍していた
女優さんです。あ、あのドラマの子役もこの方だったのね、と思うこともしばしば!
ラブコメの人気ドラマ「彼女はキレイだった」では、
ファン・ジョンウムさん演じるキム・ヘジンの子役時代と、
キム・ヘリンというヘジンの妹役として一人二役を演じて
話題にもなりました。
個人的には最近では2020年に配信の
Netflixオリジナルドラマ「人間レッスン」での演技が
印象的です。お金の貯めに犯罪に手を染める青年たち、
チョン・ダビンさんは彼にお金を貢ぐために、
売春をしてしまう女子高生のソ・ミニの役でした。
演技力がリアルで、危なっかしくて
見ていて痛々しい感じだったのが印象的です。
オクニョの少女時代とはまた全然違う魅力だったんですよね。
そしてドラマを見ていたのに全然印象が違ってチョン・ダビンさんだと
気づかなかったのが、2022年の同じくNetflix「グリッチ~青い閃光の記憶~」。
キャストを見て、わかりました。
グリッチでは、完全に洗脳されている感じで、
新興宗教の警備チームのチーム長の役だったのですが、
まさかのそのヨンギ役がチョン・ダビンさんだったとは!
というのも、ボーイッシュな役柄で大きな銃を持って走り回ったり、
何よりショートヘアだったんです。
印象が違いすぎて同一人物だとは、まったく気づきませんでした(笑)。
言われてみればあの大きな黒い瞳が印象的です。
子役から様々な役を演じているチョン・ダビンさん、役柄によっても
印象ががらりと変わり、今後も活躍が期待される女優さんです♪
オクニョを演じた女優 チン・セヨン
賢くて、逞しくて、優秀で、強くて、美しい!
そんなオクニョを見事に演じていたのは、韓国の女優チン・セヨンさんです。
大人になってからのオクニョ、アクションシーンも素晴らしく、
こんな素敵な女性に憧れる、と思ってみていた方も多いのではないでしょうか。
「オクニョ」では2016年MBC演技大賞の優秀演技賞を受賞しています。
チン・セヨンさんは、1994年生まれの韓国の女優。
スカウトをきっかけに芸能界に進み、はじめは歌手の練習生として
活動していたようです。バックダンサーの経歴もあり、
ダンスや歌も上手な方なんですね。
2010年にドラマ「大丈夫、パパの娘だから」で女優としてデビュー、
「私の娘コンニム」「素敵な片思い」「カンテク~運命の愛」
「不滅の恋人」「素敵な片思い」など数々の人気ドラマや映画に出演しています。
個人的にはイ・ジョンソクさん主演の「ドクター異邦人」での
ソン・ジェヒ、ハン・スンヒという一人二役の演技が印象的な
女優さんです。主人公のイ・ジョンソクさんの初恋の人と、
その初恋の人物にそっくりな女医を演じていました。
チン・セヨンさんのInstagramを見ると、長い髪と
スタイル抜群の美貌で色々なファッションを見ることもできました。
愛犬のレオちゃんとのショットも!
綺麗な女優さんですよね。
時代劇も現代ドラマでも今後も活躍に期待しています♪
実はチン・セヨンさん、制作発表の場では「チャングムやトンイを思い出させない、特別なオクニョを作り出したかった」と語っていたそうです。先輩作品のプレッシャーは相当だったでしょうね。撮影中は「ストレスで押しつぶされそうだった」「撮影現場の内外の温度差が激しかった」とも振り返っていて、その言葉を聞くと、画面の向こうで見せてくれた堂々たるオクニョの裏側に、どれだけの葛藤があったのかと胸が熱くなります。
それでもチン・セヨンさんは「何十年経ってもオクニョというキャラクターは残ると思う。演技人生の転換点となった作品」と語っていたそうです。女優としての覚悟が伝わってきて、改めてこの作品への愛情を感じました。
オ・ナラが演じたファン・ギョハ
「オクニョ」では脇を固める俳優陣も豪華でしたね♪
コ・スさん演じる、ユン・テウォンを自分の息子のように育てていた、
都で人気の料亭「素素楼」の女主人ファン・ギョハを演じていたのは
韓国の女優オ・ナラさん。周囲にも顔も人脈も広く、
ユン・テウォンを支える姿は貫禄たっぷり。華やかな衣装も似合っていました。
ドラマに出てくると、安心してしまうというか、つい、見入ってしまう
女優さんです。
オ・ナラさんは、1974年生まれの韓国の女優。
ドラマ「ウラチャチャ!?」「品位のある彼女」「ヨンパリ」
「ラケット少年団」「法廷プリンス~イ判サ判~」
「逆転の女王」「シカゴ・タイプライター~時を超えてきみを想う~」
などなど、見ているドラマでもとにかく沢山お見掛けする女優さんです。
オ・ナラさんといえば、一番最初に思い出されるのが
「デマリ~、デマリ~」のイントネーションも話題となった
ドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」。
行き過ぎた受験戦争の中でも茶目っ気のあるお母さんっぷりが
はまっていました。
ドラマ「マイ・ディアミスター~私のおじさん」では、ドラマに登場する
三兄弟が通う居酒屋「ジョンヒネ」のオーナーのジョンヒ役。
明るくて愛されキャラでした。
最近では、ドラマ「エージェントなお仕事」に「オ・ナラ」の
本人役として出演していたのも面白くて面白くて♪
パク・ホサンさんと共に本人役で出演していたのですが、
本人役ということもあって、リアルなの?と思うくらいの
吹き出しそうな二人の掛けあいが最高でした!
本人役で、始めは両者どちらの演技にもなんくせをつけて、喧嘩腰の二人。
オ・ナラさんとパク・ホサンさんはどちらも
「マイ・ディアミスター~私のおじさん」に
でていたので、「マイ・ディアミスターに出演していた時はかわいげも
あったのにな~!」などと言い争うんですよね。(笑)
最近ではドラマ「還魂」でも、キュートで頼もしいキムドジュ役を演じています。
オ・ナラさんは、現代劇でも時代劇でもその存在感は抜群!
オ・ナラさんのInstagramには、撮影している時のオフショットなども
沢山掲載されていました。
共演していた俳優さんと肩を並べて楽しそうにポーズを決めたり、
面白いダンス動画をアップしたりと、おちゃめな雰囲気が漂っていて♪
頼もしくて明るくて、貫禄があって、それでいておちゃめ、という
役柄が多い感じがする女優さんですが、Instagramを見ても
プライベートもキュートな女優さんなのかな~♪と
想像してしまいました!
これからも沢山の作品で見られることが楽しみな女優さんです。
テウォンを演じた俳優 コ・ス
オクニョを子供時代からずっと見守り続けるテウォン。ごろつきのふりをしながら実は深い秘密を抱えている…このギャップのある役を見事に演じていたのがコ・スさんです。
コ・スさんは出演を決めた理由について「イ・ビョンフン監督と作品を一緒にやってみたかった。監督のために出演を決心した」と語っていたそうです。初の時代劇だったにもかかわらず、約7ヶ月の撮影を終えた時には「長い呼吸で共にした初の時代劇なので、どの時よりも格別な感慨を覚える作品」と振り返っていたとか。
個人的にテウォンの魅力は、ずる賢い遊び人に見えて、一瞬で目つきが豹変するところ。あの切り替えの演技は鳥肌モノでした! 普段は飄々としているのに、オクニョが危険にさらされた瞬間にスイッチが入るテウォンに、何度キュンとさせられたことか…♪
ちなみにコ・スさんは「イケメンだと思ったことがない。自分は平凡な顔だ」と謙遜していたそうですが…いやいや、テウォンのあのカリスマはコ・スさんだからこそですよね(笑)
イ・ビョンフン監督が明かした制作秘話
なぜ「監獄」を舞台に選んだのか
「チャングムの誓い」「イ・サン」「トンイ」「馬医」と数々の名作時代劇を生み出してきたイ・ビョンフン監督。次に選んだ舞台がまさかの「監獄」だったのには、ちゃんと理由がありました。
監督は「ソドンヨ、イサン、トンイ、馬医で全部やってしまったので新しい素材を探したら、監獄を思いついた。監獄も人が住むところだから」と語っていたそうです。なるほど、宮廷も市場も医局もやり尽くした巨匠が最後に目をつけたのが「獄」だったんですね。
さらに「いつも視聴者に誰がいつ死ぬか全部バレてしまう。今回は全く予測できない素材でやろう」という意気込みもあったとか。確かにオクニョは「次に何が起こるかわからない」ドキドキ感がすごかったですよね!
脚本家のチェ・ワンギュさん(「朱蒙」で最高視聴率51.9%を記録した方!)と2年間かけて素材を開発したそうです。あの緻密なストーリーの裏には、それだけの準備期間があったんですね。
用仁大長今パークに作られた巨大セット
ドラマの撮影は「用仁大長今パーク」(旧MBCドラマランド)で行われました。ここに3000坪もの規模でオープンセットが建設されたんだとか!
特に典獄署のセットは、歴史の記録にある「円獄(ウォノク)」の形態、つまり塀が丸く囲まれていた構造を参考に、想像力を加えて現代的に再解釈したものだそうです。ドラマで見る監獄の独特な雰囲気は、こうしたこだわりから生まれていたんですね。
宮殿の仁政殿、中宮殿、官衙、平市署なども再現されていて、あの壮大な世界観を支えていたのがこのセットだったと思うと、改めてスケールの大きさに驚かされます♪
各話あらすじ一覧(全51話)
テレビ東京での放送に合わせて、各話の詳しいあらすじを感想付きでまとめています。
気になる回をクリックしてくださいね♪
1-2話
3-4話
5-6話
7-8話
9-10話
11-12話
13-14話
15-16話
17-18話
19-20話
21-22話
23-24話
25-26話
27-28話
29-30話
31-32話
33-34話
35-36話
37-38話
39-40話
41-42話
43-44話
45-46話
47-48話
49-50話
最終回(51話)
物語の3つの転換点(クルミットの考察)
51話を一気に語ると長いので、大きな転換点で区切って振り返ります。
第1話~17話「獄中で育った少女の目覚め」
オクニョが典獄署で囚人たちに育てられ、やがて外の世界を知っていくフェーズ。このパートの面白さは、監獄という特殊な環境がオクニョの「武器」になっていくところです。
普通なら不幸でしかない境遇が、法律の知識、武術、語学力という最強スキルの源泉になっている。イ・ビョンフン監督は「チャングム」でも同じ構造を使っていましたよね──逆境こそが主人公を育てるという王道パターン。でもやっぱり胸が熱くなります。
ここがトリビア:チャングム→医術、イ・サン→絵画、トンイ→音楽。イ・ビョンフン作品のヒロインはみんな特殊技能で成り上がります。オクニョは「法律」。歴代最強に実用的かもしれません(笑)
第18話~34話「母の死の真相と宮廷の闘い」
オクニョが母の死の真相を追い始め、ユン・ウォニョンの陰謀に巻き込まれていくフェーズ。ここからテウォンとの関係も深まり、恋愛要素が加速します。
個人的にこのパートで一番ゾクッとしたのは、オクニョが自分の出自を知るシーン。「え、そこに繋がるの!?」という衝撃は、51話見続けてきたからこそのご褒美です。
第35話~51話「朝鮮を変えた女の決断」
すべての伏線が回収され、オクニョが明宗とともにユン・ウォニョン派を一掃していく怒涛のクライマックス。
このパートのオクニョはもはやスーパーウーマン。でも彼女が本当にすごいのは、復讐ではなく「正義」のために戦っているところ。獄中で育ったからこそ、弱い立場の人の痛みがわかる。それがオクニョの一番の武器なんだと思います。
知ると10倍面白い!時代背景トリビア
典獄署(チョノクソ)ってどんなところ?
「オクニョ 運命の女」の原題は、「獄中花」。
原題の通り、獄中で生まれ育った少女「オクニョ」の物語。
獄中で生まれたから「獄女」と呼ばれたっていうのは悲しすぎますよね。
獄ではかわいそうだということで、同じ発音の「玉女」でオクニョ。
実際の歴史とフィクションが混ざった壮大な歴史ドラマでしたが、
ドラマの舞台となっている、典獄署(チョノクソ)というのは
どんな場所だったのでしょうか?
そもそも、典獄署(チョノクソ)は監獄を管理している
お役所。李氏朝鮮において、法務から刑罰までを取り仕切っている刑曹(ヒョンジョ)
という官庁に所属しているお役所で、監獄ではなくて、それを管理
している部門ということですね。
日本語読みするとてんごくしょとなるようです。
典獄署(チョノクソ)が担う役目は、囚人を拘束して、
裁判によって決定した刑を執行すること。
オクニョは典獄署(チョノクソ)での世話人として周囲の信頼を得る人物に。
典獄署(チョノクソ)には、様々な罪を犯した囚人たちがいましたが、
オクニョは囚人たちから色々な知識や学問、考え方など
様々なことを学び、強さも身に着けていきました。
典獄署(チョノクソ)での色々なおじさんたちとの交流や、愛情が
彼女を強くしていきましたね!
あの髪型の意味は?朝鮮時代の女性の装い
韓国時代劇を見ていると、その衣装や髪型なども
気になったりするのですが、今回の「オクニョ」でいえば、
パク・チュミさん演じるチョン・ナンジョンや
キム・ミスクさん演じる文定大妃などもやっていた髪型。
髪の毛を顔の周りで三つ編みしてぐるぐる巻きつけている、
ゴージャスでビッグなヘアスタイルが気になりました。
きらびやかなかんざしもつけていましたよね。
あのヘアスタイルのままでは絶対寝られないよね…とか
思ってしまう大きさ。
度々色々な韓国時代劇でもでてくるこのヘアスタイルは、
「オヨモリ」と呼ばれる王妃など、女官の中でも身分の高い人だけに
ゆるされた髪型だそう。
首がもげない?髪が重くないのかしら?と思ったり…
ほどいたらどれくらいの長さがあるんだろう?と思ったりしたのですが、
こちらは、「カチェ」と言われるつけ毛をどんどん巻いたものだそうです。
ですよね!これだけの三つ編みぐるぐるは地毛だとさすがにきつい(笑)。
カチェは人の髪の毛を使って長く編んだもので、地位が高ければ高いほど
大きく作るのが一般的だったみたいですね。
地毛の部分は一つに束ねて固定してあるようです。
チョクチンモリと呼ばれる束ねで、これだけだと既婚女性の
一般的な髪型だそう。
かんざしで固定したり、トルジャムというきらびやかな装飾品などを
付けてよりゴージャスにしているんですね。
身分や地位を象徴することもあるせいか、そのうちどんどんこの
三つ編みぐるぐる部分が大きくなって飾りも豪華になり、重くなり…
首を痛める人もいて、しまいには、カチェ禁止とまでなったそうです。
身分や結婚しているかしていないかなどによっても
ヘアスタイルが違った時代、髪型の違いを見てみるのも、
韓国時代劇をみるときの楽しみのひとつでもあります。
実在した人物と創作キャラの見分け方
「オクニョ 運命の女」の時代背景は、16世紀半ばの
朝鮮王朝時代。朝鮮王朝代13代明宗(ミョンジョン)王の時代のお話です。
実際の歴史上の話とフィクションを織り交ぜられて作られたドラマで、
主人公の「オクニョ」は実在した人物ではありませんが、
実際にいた人物もドラマの中には登場します。
明宗は王といっても実権はなく、実際には王の母親である
文定大妃が実権を握っていました。
明宗はお母さんに実権を握られ、11歳で王となり、お飾りのような状態に。
お母さんである文定大妃やその周りの人々に振り回された心優しい王様としても
伝えられている実在した人物。ソ・ハジュンさんが演じていました。
実権を握っていた文定大妃はキム・ミスクさんが演じていましたが
実在する人物。
野心家で、継子であった仁宗を邪魔に思うようになり、明宗を王にしたいあまりに、
第12代の王・仁宗を毒殺したという疑惑もあり、この時代の民衆は飢餓も続いていたのに、
救済することなく身勝手な政治をした悪女ともいわれています。
この文定王妃の弟にあたる、ユン・ウォニョンは、
チョン・ジュノさんが演じていますがこちらも実在した人物。
そして、朝鮮の「三大悪女」と言われている
ユン・ウォニョンの側女から正妻にまでなった
チョン・ナンジョンも実在する人物です。
ドラマでは圧巻の演技で悪女オーラ全開で、パク・チュミさんが
見事に演じていましたよね。表情や声のトーンがもう悪女そのもの。
いやな目つきも…。
見ている側としては、思いきり憎たらしくて。それだけ
演技力が素晴らしい!ということだと思います。
オクニョの敵であった、文定大妃、ユン・ウォニョン、チョン・ナンジョンは
歴史上も実在していたんですね。
ドラマと史実のギャップ ― 知っておくと面白い豆知識
実はこのドラマ、韓国では歴史考証についてかなり議論が盛り上がったそうなんです。
一番話題になったのが「オクニョが監獄で長年暮らす」という設定。実際の朝鮮時代の典獄署は未決囚を一時的に収容する場所で、判決が出たら出獄するのが原則だったそうです。つまり、ドラマのように囚人が長期間暮らすことは歴史的にはかなり難しかった…。
もうひとつ面白いのが、妓生がキセルでタバコを吸うシーン。実は韓国にタバコが伝わったのは壬辰倭乱(文禄の役)以降、つまり宣祖の時代なんです。オクニョの舞台は明宗の時代なので、まだタバコは存在していなかったことに!
もちろん、イ・ビョンフン監督もこうした点は承知の上で、ドラマとしての面白さを優先したのだと思います。「フィクションとファクトの間で綱渡りをして、劇を豊かにする」のがこの監督の真骨頂ですよね。こうした裏話を知っていると、「あ、ここはフィクションなんだな」と楽しみながら見られますよ♪
主題歌・OST紹介
ドラマを盛り上げるOST。
「オクニョ」のOSTもオリジナルサウンドトラックがリリースされるなど
人気がありましたね。曲を聞くとドラマのシーンが思い出されたり、
感動がよみがえってきたり。
韓国のミュージカル界の歌姫チャ・ジヨンさんが歌う
「Just For You」は透明感がありのびやかな歌声
が哀愁も漂い素敵でした。
チャ・ジヨンさんは2006年にミュージカルの「ライオンキング」でデビューしています。
ミュージカル女優と書かれていたのですが、どこかで見たことがある!
と思ったらドラマ「再婚ゲーム」で、VIPしか入会することのできない
会のオーナ役で出演されていました。
女優さんとしても活躍している方なんですね。
男性ボーカルグループV.O.SやチャモンもオクニョのOSTに
参加しています。
せっかくなので、OSTの全体像を整理しておきますね♪
| 曲名 | アーティスト | ひとこと |
|---|---|---|
| 그대를 그대만을(あなたをあなただけを) | チャ・ジヨン | メインテーマ。ミュージカル女優の圧倒的歌唱力! |
| 이 사람입니다(この人です) | イ・ヒョン / Jamong | 切ないバラード。テウォンのシーンで流れるとグッときます |
| 사랑 앞에 서다(愛の前に立つ) | V.O.S. | 交差する愛の切なさを表現 |
ボーカル曲3曲に加えて、BGM(インストゥルメンタル)が20曲も収録されているんです。音楽監督のキム・ジュンソクさんが手がけた「옥녀(オクニョ)」のテーマ曲は、聴くだけでドラマの世界に引き戻されます。
個人的に好きなのは、BGMの「눈물로 핀 꽃(涙で咲いた花)」。オクニョが困難を乗り越える場面でよく流れていた曲で、タイトルの「涙で咲いた花」はまさにオクニョそのもの。獄中花、ですよね♪
よくある疑問Q&A
Q: オクニョは誰と結ばれるの?
A: ユン・テウォンです。紆余曲折ありますが、最終回でしっかり結ばれます。途中でハラハラしますが、安心して見届けてくださいね♪
Q: オクニョの父親は誰?
A: これはドラマ最大のネタバレなので詳しくは書きませんが…ヒントは「宮廷の中のあのお方」です。気になる方は第35話以降を要チェック!
Q: 「チャングムの誓い」と繋がりはあるの?
A: ストーリー上の繋がりはありませんが、同じイ・ビョンフン監督作品なので演出スタイルはそっくりです。チャングムが好きだった方は絶対ハマります。
Q: 51話は長すぎない?
A: 正直、最初の10話くらいは少しゆっくりめです。でも中盤以降は加速度的に面白くなるので、まずは15話まで見てみてください。止まらなくなります!
テレビ東京での放送情報
放送局:テレビ東京
放送開始:2026年4月3日(金)
話数:全51話
※放送スケジュールが変更になる場合があります。最新情報はテレビ東京の公式サイトをご確認ください。
韓国での反響 ― 賛否が分かれた話題作
視聴率は最高22.6%で有終の美
「オクニョ」は初回から視聴率19.5%(AGB基準)という好スタートを切り、2話目で早くも20%を突破したそうです。中盤は19%台をキープしていましたが、最終回で自己最高の22.6%を記録して有終の美を飾りました。
ただ、韓国では「イ・ビョンフン監督作品にしては物足りない」という声もあったようです。チャングムの55.5%、トンイの35.6%、イ・サンの35.4%と比べると確かに数字は控えめ。でも2016年の視聴環境を考えると、22%って相当高い数字なんですよ。時代が変わったんだなぁと思います。
韓国で話題になった名場面
韓国のメディアが選んだ名場面をいくつかご紹介しますね。
コ・ス(テウォン)の法廷弁論(第44話)
「法はなぜ鄭万戸にだけ寛大なのですか? 法と国はどこにいて、庶民に杖50回を打つ時だけ役割を果たすのですか?」
このセリフ、韓国でもかなり反響があったそうです。テウォンの怒りと正義感が爆発する場面で、コ・スさんの目力がすごかった…!
ソ・ハジュン(明宗)の慟哭(第33話)
「私がいつ兄上を害して王位に就かせてくれと言いましたか? 一体この座が何だというのでそんな惨たらしいことまでなさったのですか」
泥酔した明宗が母・文定大妃への怒りと悲しみを叫ぶシーン。ソ・ハジュンさんの演技に韓国の視聴者も涙したようです。私もこのシーンは思い出すだけでウルッときます。
チョン・ジュノ(ユン・ウォニョン)の獄中生活(第11話)
権力を失って監獄に入れられたユン・ウォニョンが、房の仲間に正体がバレて蹴られるシーン。ここ、韓国では「核꿀잼(超面白い)監獄ライフ」と呼ばれて話題になったそうです(笑)。シリアスなドラマの中にこういうコミカルな場面を入れるのが、イ・ビョンフン監督のうまいところですよね♪
韓国の視聴者が感じたこと
まず多かったのが「コミカルな脇役たちが最高!」という声。展開が早い中にも笑いのシーンがしっかり入っているのがこのドラマの魅力ですよね。私もチ・チョンドク(チョン・ウンピョ)のダメっぷりに何度笑わされたことか…(笑)
一方で、ちょっと意外だったのが「オクニョとテウォンのロマンスの進展が遅すぎる!」という不満。確かに、二人の関係がなかなか進まなくてヤキモキしましたよね。韓国の視聴者も同じ気持ちだったようで、「もっと早くくっついて!」という声がかなりあったみたいです。
でも私は思うんです。あの「じれったさ」があるからこそ、終盤でテウォンがオクニョを守るシーンがより一層グッとくるんだって。急がない恋愛だからこそ、二人の絆の深さが伝わるんですよね♪
それから面白かったのが、撮影中にチョン・ジュノさん(ユン・ウォニョン役)が小道具の壺を投げるシーンで、跳ね返った破片が撮影監督の頭に当たってしまったという事故があったそうです。もちろんわざとではなく不運な事故だったんですが、チョン・ジュノさんが真っ青な顔で駆け寄ったとか。ドラマの中では冷酷な悪役なのに、現場ではこんな一面もあったんですね(笑)
受賞歴 ― ちゃんと評価された作品
「オクニョ」はソウルドラマアワーズで韓流ドラマ優秀作品賞を受賞。2016年のMBC演技大賞では、チン・セヨンさんが女子優秀演技賞、ソ・ハジュンさんが男子優秀演技賞、そしてチョン・ジュノさんが男子黄金演技賞を受賞しています。
視聴率だけでなく、演技の質もしっかり認められた作品だったんですね♪
クルミットの総合感想レビュー
韓国MBCの創立55周年特別企画ドラマで、名監督イ・ビョンフンの演出とあれば、ハズレはないと思っていましたが、期待以上の内容で大満足の作品。
獄中花オクニョは美しく聡明なだけでなく、朝鮮一の武人から直伝の武術まで会得していて、次々と襲いかかる刺客を自ら退治するところがなんとも新鮮で楽しくかっこよかったです。
また、オクニョは大首長として商団を率い、あのナンジョンと対等に渡り合うのですから、どこまでマルチな才能の持ち主なのか~まさにスーパーウーマンというしかありません。
オクニョをめぐる三人のイケメンたちもそれぞれ魅力的で、特にミョンジョンがテウォンに嫉妬する顔が、王様らしくなくて胸キュンでした。
そして最大の見どころは、女の闘い…
オクニョ、ムンジョン大妃、ナンジョンの三人だけでなく、正室、妓生、女官と多くの女たちがたくましく生き生きと描かれています。
私はおバカなチョグムがお気に入りでした(*^_^*)
その他、時代劇おなじみの演技派たちが敵味方に分かれて争うところも必見。
また、笑いもたくさんあるのが良いところ。
チャングム、トンイ、イ・サンと見てきたイ・ビョンフン監督作品の中で、オクニョは「最も過酷な環境から始まる物語」です。監獄で生まれるなんて、スタート地点としてはこれ以上ないくらい底辺。でもだからこそ、オクニョが一歩ずつ這い上がっていく姿に心を打たれるんです。
51話を見終わった後の充実感は格別でした。長い旅を一緒に歩いたような気持ちになれます。
とても爽やかなエンディングなので、時代劇の入門編としてお薦めします。
テレビ東京での放送で初めて見る方、ぜひこの壮大な物語を楽しんでくださいね♪
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