韓国ドラマ-棘と蜜-あらすじ-全話一覧
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クルミットです♪
棘と蜜(トゲとミツ)は韓国で2017年に放送されたイルイルドラマです。
日本にはあまりありませんが、韓国では平日の夜19:15から放送されるドラマ枠というものがあります。平日の夜に毎日、この枠で放送されているドラマのことをイルイルドラマといいます。
日本で例えると昼ドラと言われるものに当てはまります。今回のヒロインに抜擢されたのは、カン・ソンヨン。可愛らしい顔立ちの女優。
イルイルドラマの騎士とも呼ばれるコ・セウォンも出演。イルイルドラマとだけあって、多くの要素が盛りだくさんに詰め込まれています。今回は愛憎復讐ドラマ。それも泥沼に泥沼を重ねたような濃いもので、恋人との別れ、自分が望まない相手との結婚、そしてそれによって捲き起こる女の醜い嫉妬心。そして事故による事故死までも絡んでくるドン底もドン底。それでもめげないヒロイン。茨の道といった方がぴったりですね。
魅力的な俳優陣が、このドラマをさらに面白く演じてくれているようです。イルイルドラマ好きにはたまらないドラマになりそうな予感ですね。
韓ドラ好きの皆さん、ぜひ視聴されてみてはいかがでしょうか?
ここでは、韓国ドラマ『棘と蜜』のあらすじやネタバレ感想、キャスト相関図、見どころ、最終回結末、といった話題をご紹介しながら、作品の面白さに迫っていきますので、どうぞお楽しみに!
もくじ
棘と蜜 あらすじ
ヒロインのポク・タンジは進学塾のバスを日々運転しています。
女性でありながらも車を乗りこなし、日々当然のごとく進学塾へ通う子どもたちの送り迎えをするタンジは、働く江南の高級地区にある進学塾とは違い庶民が暮らす町に住んでいる。
一生懸命働くタンジに対し、ある日娘のことを責める教育熱心なママ集団。
それはタンジの娘、ヘッサルが無料で進学塾へ通っていることが気に食わない。そもそもスクールバスを運転しているような、庶民がどうしてこの有名で高い進学塾へ通うことができるのかと。
お金にモノを言わせるようなママに全くひるむことないタンジ。
タンジは昔は工場で働いていたものの、その工場が経営不振で倒産してしまったことで運転手に。誰に何を言われようがひるまず、正義感が強いタンジは痴漢が乗ったバスに居合わせることになります。
痴漢を見つけたタンジはひるむことなく、いつものように痴漢に突進していきますが逆ギレした痴漢男に暴力を振るわれそうになってしまうことに。
殴られると思ったその時、タンジを守ってくれる男が現れます。
それは実はタンジが昔働いていた、工場の息子のミンギュでタンジが片思いをしていた相手だった・・・・!
「棘と蜜-各話あらすじ」はこちらから
ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。
棘と蜜のドラマはまさしく、泥沼愛憎復讐劇。
このドラマは「帰ってきたファン・グムボク」を手がけた脚本家の新作ドラマ。
度重なる不幸、陰謀に襲われるヒロイン。幸せになるはずだったヒロインの幾度もドン底に突き落とされてしまう、ありえない展開が詰め込まれたドラマに成っていますので見どころ満載。
普段の日常ではあまり起こりえない、展開満載のドラマをぜひヒロインになり切ったつもりで感情移入しつつ見てみるととても楽しめそうですよ。
有名キャストが多く出演した「棘と蜜」。俳優たちの熱のこもった演技にもご注目です!
ドラマの中に出てくる数々料理も美味しそうでついお腹が空いてきます。
棘と蜜 評価・レビュー
韓国ドラマ「棘と蜜」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪
ネタバレを表示する
愛憎たっぷりの「棘と蜜」。見る回数が増すごとに、愛憎劇、復讐は増すばかりのノンストップジェットコースターといった感じで楽しめました!
初めのうちはダンジと結婚した、ミンギュと元恋人のソジンの関係になんか嫌だなぁと思ったものの、見ているうちにどんどんドラマの中に、引きずり込まれていきました。ドラマで復讐劇といえば、やられる側かやる側のどちらかに大体分かれますが、今回は完全にダンジの方に気持ちが肩入れしてしまいました(笑)。ダンジに肩入れしてしまったので、ソジンがやることなすことが嫌で嫌で・・・。こんなことする人、世の中にいるのか?と思っちゃいました。
ドラマはミンギュとソジンは、愛しあっていたのに結婚を認めてもらえず、ミンギュはウン女史にひどい仕打ちをされ結婚を諦めたのですが、ソジンの中では何年たってもミンギュを忘れることができず消化できなかった。
一方のミンギュはダンジと結婚して、結婚を決めた時はソジンを忘れるためだったとしても、結婚して時間が経つごとにダンジを愛して家族になっていった。
でもソジンはミンギュを愛していた。本当に愛していたから、様々な暴挙に出てしまったのかもしれませんね。本当に愛する人に出会える確率は、世の中にどのくらいあるんだろう?愛する人と出会って愛する人と永遠の愛を誓い、添い遂げることができるのはどのくらいあるのだろう?と思います。
このドラマを通して、いろんな愛の形があるんだなぁとしみじみ感じました。ダンジの愛し方、ソジンの愛し方、ミンギュの愛し方、ジョンウクの愛し方、ウン女史の愛し方。
ソジンやウンは愛し方を間違えていただけで、愛しているのは本当だったのだと思います。愛憎劇で泥沼ではありましたが、時折ハクボンが和ませてくれたりホッと幸せな場面もあったりで、飽きずに見続けることができましたしとても楽しんで見ることができました。
長編モノではありますが、泥沼ものがお好きな方はオススメです!
棘と蜜 キャスト・登場人物
韓国ドラマ「棘と蜜」のキャスト&主な登場人物一覧です。
主人公(ヒロイン)から脇役まで、登場人物の詳細をリスト表示。
主演俳優・女優および共演者情報など、出演者プロフィールが一目でわかります。
ポク・タンジ役 (カン・ソンヨン)
損得勘定で動かない上に正義感に溢れた女性。
情は深くそれでいて、どこまでも突き抜けるような明るい性格で凛々しい女性。
家族の幸せが一番で元気であればいいし、近所の人たちと仲良く暮らしていくことが幸福だと信じている。
幸せというものは、成功や出世ではないのだ。以前は工場で働いていたが、工場がつぶれてしまってからはキッチン補助、戦闘でのアルバイト、塾の運転手など何だってしてきた。
愛する娘。長い間ずっと片思いをしてきた夫と、結婚することで幸せになれると思っていた。自分こそが現代版の本当のシンデレラだと信じていたが・・。
ハン・ジョンウク役 (コ・セウォン)
検事出身でありながらも、現在は受信グループ系列の新規事業統括副社長として勤務する日々。高級志向とは真逆を行く庶民街出身でパク・ソジンと結婚をしたことによって「シンデレラ婿」と呼ばれる。
庶民街出身だと言われても、なんと言われようとも1度だって卑屈になったことはなく堂々と生きてきた。
いつの間にかジュシンの問題解決者と言われるまでに。能力を認められたことによって弱者の人間の味方であった、ジョンウクは次第に疲弊して行ってしまうことに。
パク・ソジン役 (ソン・ソンミ)
ジュシングループ系列会社代表理事。
受信グループの長女であり、検事出身のハン・ジョンウクの妻。妻でありながらキャリアウーマンとして輝いている女性だ。
家柄とは全く関係なく、個人として能力を認められる存在の企業家でもある。
自分の昔のことが原因で、ジュシングループの危機に陥ってしまうと考えたため、今の夫であるジョンウクとの結婚を選んだ。
打算だらけの結婚だったものの、自分の悪いところも全て受け止めてくれる夫を見ていると、過去に折ってしまったミンギュとの傷をジョンウクなら消してくれそうだと思うようになる。それはジョンウクに対する信頼だ。
オ・ミンギュ役 (イ・ピルモ)
長年ダジンが片思いをしてきた相手。そしてダジンの夫だ。
父親が経営していた工場が不景気によってつぶれ、社長の息子と呼ばれていた頃とは打って変わりただのサラリーマンに。
普通のサラリーマンでありながらも、未だにどこか金持ちのお坊ちゃんに見える。性格は誠実。
愛していたソジンと別れることになり、苦しい日々を過ごしていた時に再会して暖かく迎えてくれたのがダジンだった。
本当の娘のようにダジンを可愛がる父親。そのためある決心を固めた。それはタジンと結婚することだった。
オ・ハクボン役 (パク・イルファン)
昔は工場を操業していたミンギュの父親であり嫁バカ。
そしてダンジの舅でもある。ダンジのことを本当の娘のように愛し、心から可愛がる家長。ミンギュにダンジとの結婚を押した張本人でもある。
性格は優しくもあり善良だが、息子であるミンギュのためであれば命に代えてもなんだってするような父親。
ポク・ダルスク役 (キム・ナウン)
ダンジの叔母さん。
血の気の多い人間だが情は深い。誰にでも垣根なく接する開けた女性。
シン・イエウォン役 (チン・イェソル)
ダンジの妹であり、雑誌編集記者。
妹でありながらも実は血のつながりはない。ダンジの父親が生きていた頃、突然連れてきた友人の娘。
いつも優しくしてくれる、必要以上に世話をしてくれている姉に対しある思いを密かに抱いている。成功して姉の肩の荷を降ろしてあげたいと。
ただ気持ちとは裏腹に焦るばかりで・・・・?
パク・テジョン役 (イ・ジョンギル)
ジュシングループの会長。
性格は優しい面もありつつ、とても残忍な面を持ちあわせる人間だ。
ウン・ヘスク役 (イ・ヘスク)
ソジンの母親で溺愛する。
ソジンの過去を隠すため秘密を抱え生きている。
撮影の舞台裏・秘話
韓国MBCの日日ドラマ『棘と蜜』(原題:돌아온 복단지)では、撮影現場で多くの興味深いエピソードが生まれました。例えば、劇中で悪女・シンファヨン役を演じたイ・ジュウは、主演のカン・ソンヨンに水をかけるシーンのために入念な準備をしていました。尊敬する大先輩に失礼がないよう、撮影前に壁に向かって10回以上も水をかける練習を重ねたといいます。カン・ソンヨンはその姿を見て後輩の熱意を「微笑ましく、頼もしい」と感じたそうです。この水かけシーンではカン・ソンヨン自身もアイデアを出し、現場は和やかな雰囲気で進行しました。
また、イ・ジュウは劇中では“悪女”ポジションでしたが、「実際には自分が一番水を浴びせられ、ビンタもされた」と振り返っています。彼女は「悪役のはずが、むしろ被害者みたいで悔しかったけれど、トラブルメイカーを演じるのはとても楽しかった」とユーモアを交えて明かしました。一方、そんな激しいシーンの裏で、ベテラン女優のイ・ヘスク(劇中の“恩女士”役)は新人のイ・ジュウに台詞合わせを付き合い、NGが出ても「大丈夫、落ち着いて。いつでも撮り直せるから緊張しないで」と優しく励ましてくれたといいます。先輩俳優たちの支えにより、過酷な撮影も乗り切ることができたようです。
制作スタッフや俳優が語ったトリビア
制作発表記者会見では、主演のコ・セウォン(ハン・ジョンウク役)がユニークな視点でドラマを語りました。彼はこれまで多数の昼ドラマに出演し “主婦たちの皇太子”とも呼ばれてきましたが、「日日ドラマは主な視聴者層が主婦なので、男性キャラクターは視聴者のファンタジーを叶えるため現実離れしがちだ」と指摘しています。しかし『棘と蜜』では「泥沼から這い上がる検事」という現実的なキャラクター設定に惹かれ、「今回はある意味リアルな役柄だが、それでも視聴者に“理想の王子様”的な魅力を届けられると思う」と笑顔で語りました。脚本を手掛けたマ・ジュヒ作家と、演出のクォン・ソンチャンPDも本作について「真実の愛と家族愛を描く正統メロドラマ」と位置付けています。
他にも細かなトリビアがいくつか語られています。劇中でカラオケ店主役として登場した歌手のインスニは、特別出演ながら視聴者を驚かせました(日本放送版では見逃しがちなカメオ出演です)。また制作面では、本作がスポンサーの商品を劇中で過度に露出したため、韓国の放送審議委員会から“間接広告のやりすぎ”として警告処分を受けたことも話題になりました。ドラマのリアリティとは直接関係ありませんが、こうした舞台裏での騒動も製作スタッフから語られるトリビアの一つと言えるでしょう。
韓国で話題になったエピソード
『棘と蜜』は韓国内のニュースや視聴者フォーラムでも様々な話題を提供しました。特に放送中の2017年8月、主要キャストだったソン・ソンミ(パク・ソジン役)さんのご主人が不幸にも事件で亡くなる出来事があり、これがドラマ制作に大きな影響を与えました。撮影チームは予定していたストック映像をすべて使い切ってしまい、急遽8月31日から9月8日まで放送休止(結局、計7回分の放送休止)を発表。制作陣は9月2日から撮影を再開し、同月4日から始まったMBC労働組合のストライキ中であっても撮影を強行しました。幸いソン・ソンミも翌週には現場復帰できる見通しとなり、9月中旬から無事にドラマは放送再開されています。この異例の放送中断はニュースでも大きく取り上げられ、韓国のネット上でも「いつ放送が再開するのか?」と視聴者の関心を集めました。
ソン・ソンミ自身も休養中に自身のインスタグラムで心境を綴り、「空のように広かった人…恋しいけれど頑張る」と夫への想いを明かしています。復帰後、彼女は共演者やスタッフの支えに感謝しつつ撮影に臨み、ドラマ終盤では鬼気迫る演技で悪役を演じ切りました。最終回直前には、ソン・ソンミ演じるソジンの悪事がついに露見して逮捕される展開が視聴者フォーラムで盛り上がり、「悪女の最期」として痛快だと語る声も見られました。韓国の視聴者たちは、ドラマのストーリーのみならず、こうした現実の出来事や裏話にも一喜一憂していたのです。
キャスト同士の関係性と撮影現場の雰囲気
ドラマ内では激しく対立するキャラクターたちも、撮影現場は和気あいあいとしていたようです。悪役パク・ソジンを演じたソン・ソンミは、自身のSNSに共演者との仲睦まじい写真(ビハインドカット)を多数投稿し、注目を集めました。劇中で恋人役だったイ・ピルモ(オ・ミンギュ役)とのツーショットでは、「笑ってはいるけれど、彼を見送る日が近づいていて胸が痛む」とコメントし、劇中で交通事故死により早期退場する彼への名残惜しさを綴っています。実際、イ・ピルモ演じるミンギュは物語序盤(第25話まで)で退場しましたが、その存在感は強く、彼の降板シーンは視聴者にも大きな印象を残しました。ソン・ソンミの投稿からは、そんな共演者への思いやりと作品への愛情が伝わってきます。
さらに、劇中で対立関係にあったカン・ソンヨン(ヒロインの복단지〈ボク・タンジ〉役)やコ・セウォン(ハン・ジョンウク役)とも、ソン・ソンミは休憩時間にふざけ合いながら記念撮影するなど雰囲気は終始なごやかだったようです。劇中では火花を散らす三人も、カメラが止まれば冗談を言い合う仲良しだったといいます。カン・ソンヨンは自身のFacebookで、「桜が満開の春から初冬まで4つの季節を共に過ごした愛すべき俳優仲間とスタッフに心からありがとうを伝えたい」とコメントし、長期間の撮影を支え合ったチームワークの良さに感謝を述べました。主要キャストにはベテランから新人まで幅広い層が揃っていましたが、年齢や経歴を超えて家族のように助け合う現場だったようです。
その他のあまり知られていない制作関連情報
『棘と蜜』にまつわる小ネタや制作裏情報もいくつかあります。本作は当初全120話で企画されていましたが、上記の放送中断の影響もあり2話延長され、最終的に全122話で完結しました。最終回放送日は2017年11月24日で、翌週には後続作が始まっています。放送延長は視聴率好調によるものではなく、撮影スケジュール調整のための措置でしたが、結果的に物語に十分な結末を描く尺が確保されたとも言えるでしょう。
キャストに目を向けると、劇中で義理の母娘を演じたソヌ・ウンスク(ハン・ミオク役)とソン・ソンミは、実は同時期に他局(SBS)の日日ドラマ『愛はぽろぽろ』にもそれぞれ出演しており、一時期“同時間帯に二作品掛け持ち”という珍しい状況になりました。また、劇中で主要な悪役を担った4人のキャラクターは、あまりの悪辣さから韓国の一部視聴者に「人間のクズ1号~4号」と綽名されるほどでした。例えばソン・ソンミ演じるソジンが「人間のクズ1号(最終ボス)」、イ・ヘスク演じる恩女士が「2号(諸悪の根源)」、…という具合にランキングされていたのです。こうした俗称からも、悪役陣の強烈なインパクトがうかがえます。さらに、放送当時ベテラン俳優イ・ピルモは本作での演技が評価され、「2017年第25回大韓民国文化演芸大賞」ドラマ部門で最優秀演技賞を受賞しています。序盤25話のみの出演ながら視聴者に与えた印象が大きかった証と言えるでしょう。
最後に付け加えるなら、本作は日本での放映タイトル『棘と蜜』の通り、愛憎と陰謀渦巻くメロドラマですが、裏側では温かなチームワークとプロ意識によって支えられていました。キャスト・スタッフが一丸となって困難を乗り越えたエピソードの数々は、日本のファンにとっても興味深い秘話と言えるのではないでしょうか。視聴者を惹きつけたドラマの裏には、このようなドラマ以上にドラマチックな舞台裏ストーリーが存在していたのです。
棘と蜜 基本情報
原題 帰ってきたポク・ダンジ
韓国放送日 2017年
キャスト カン・ソンヨン コ・セウォン ソン・ソンミ イ・ピルモ
監督 クォン・ソンチャン
脚本 マ・ジュヒ
最高視聴率 14.3%
DVD販売予定 あり
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