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この回は、
ガウンの復讐が「感情」から完全に切り離され、
経営と金で首を絞める段階に入ったことを強く感じさせます。
相手が自滅するよう、
きれいに餌を置いて待つ――
そんな冷酷さが際立つ回です。
それでは第44話を一緒に見ていきましょう。
ピンクのリップスティック 第44話 あらすじ
ガウンは、ジョンウの会社テヤンアパレルを資金難に追い込むため、次の一手を打ちます。
それは「幻のヒット商品」という餌でした。
あたかも次に大流行するかのような新素材、あるいは海外ブランドの噂を、わざとジョンウたちの耳に入るように流します。
実際には欠陥があったり、すでにブームが過ぎた危険な案件。
しかし「ガウンが目をつけている」という情報を聞いたミランは、すぐに反応します。
「ガウンがやるなら、絶対に儲かるはず」
「先に横取りして、あの女を見返してやる!」
「この“横取りしたい欲”が、完全に読まれてるのが怖い」
ジョンウは一瞬、慎重な姿勢を見せます。
しかしミランは「今こそガウンを超えるチャンスよ!」と強く迫り、契約を急がせます。
妻のヒステリーと、ガウンへの対抗心に挟まれ、ジョンウは冷静さを失っていきます。
その様子を遠くから見ていたガウンは、静かに微笑みます。
「ええ、どうぞ持って行って」
「それは、破滅への切符よ」
「ここまで計算し尽くしてるの、もはや芸術」
やがて契約は成立。
しかしその直後、事態は一気に崩れます。
ミランが巨額の資金を投入した案件は、詐欺まがい、あるいは不良在庫の山でした。
会社に莫大な損失が出ることが確定し、役員会は大混乱。
「誰がこんな契約を承認したんだ!」と、責任追及が始まります。
追い詰められたミランは、真っ先に責任転嫁します。
「社長が承認したのよ!」
するとジョンウも怒鳴り返します。
「お前がやれと言ったんだろう!」
会議室で繰り広げられる、醜い夫婦喧嘩。
その姿を見て、社員たちの信頼は一気に崩れ落ちます。
「失敗した瞬間に庇い合えない時点で、もう終わってる」
混乱の最中、ガウンが姿を現します。
そして冷静に言い放ちます。
「私が事態を収拾しましょうか」
「ただし、条件があります」
その条件とは、会社の株や権利をさらにホゴル側へ譲渡すること。
つまり、助ける代わりに、支配を深めるという提案でした。
ジョンウたちは、屈辱を噛みしめながらも、その条件を飲むしかありません。
ここで、テヤンアパレルの実権は、ほぼガウンの手に渡ります。
「“助ける”って言葉が、ここまで怖くなるとは…」
ピンクのリップスティック 第44話の感想まとめ
第44話は、ガウンの完全な作戦勝ちでした。
殴らず、怒鳴らず、脅さず、
相手の欲と嫉妬だけを利用して自滅させる。
「一番きれいで、一番残酷な復讐」
特に印象的なのは、ミランの“泥棒根性”。
「人のものを奪いたい」という性質を突かれ、
自分で自分の首を絞めてしまいました。
そしてジョンウ。
社長の椅子に座ってはいるものの、
もはや決断権も威厳もなく、
操り人形のような存在になりつつあります。
「社長なのに、一番何も決められない男になってる」
この失敗によって、
ガウンは会社の経営を実質的に掌握。
復讐は、いよいよ最終段階へと入っていきます。
ここから先は、
崩れるスピードがさらに早くなるはず。
欲に食いついた代償を、
彼らはこれから、身をもって払うことになります。
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